平成29年3月期 決算短信[日本基準](連結)
平成29年5月9日 上場取引所 東証一部 上 場 会 社 名 帝人株式会社
コ ー ド 番 号 3401 URL http://www.teijin.co.jp/ 代 表 者 代表取締役社長執行役員 鈴木 純
問 合 せ 先 責 任 者 IR担当部長 空手 宏樹 TEL (03)3506-4395
定 時 株 主 総 会 開 催 予 定 日 平成29年6月22日 配当支払開始予定日 平成29年6月1日 有価証券報告書提出予定日 平成29年6月22日
決算補足説明資料作成の有無 :有
決算説明会開催の有無 :有(アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て) 1.平成29年3月期の連結業績(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
29年3月期 741,291 △6.3 56,512 △15.8 55,933 △7.3 50,133 61.3 28年3月期 790,748 0.6 67,130 71.7 60,316 42.3 31,090 ― (注)包括利益 29年3月期 46,282百万円(192.9%) 28年3月期 15,799百万円(161.8%)
1株当たり当期純利益 潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
自己資本 当期純利益率
総資産 経常利益率
売上高 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
29年3月期 254.91 231.09 15.7 6.3 7.6
28年3月期 158.15 143.42 10.6 7.3 8.5
(参考)持分法投資損益 29年3月期 2,078百万円 28年3月期 △2,943百万円
※当社は平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式併 合が行われたと仮定し、1株あたり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しています。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
29年3月期 964,053 351,829 35.1 1,720.13 28年3月期 823,429 314,412 36.4 1,526.16 (参考)自己資本 29年3月期 338,383百万円 28年3月期 300,112百万円
※当社は平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式併 合が行われたと仮定し、1株あたり純資産を算定しています。
(3)連結キャッシュ・フローの状況 営業活動による キャッシュ・フロー
投資活動による キャッシュ・フロー
財務活動による キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
29年3月期 79,040 △127,650 63,765 117,549 28年3月期 80,640 △40,322 △8,316 100,955 2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
第1四半期末第2四半期末第3四半期末 期末 合計 (年間) (連結) (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
28年3月期 ― 3.00 ― 4.00 7.00 6,881 22.1 2.3 29年3月期 ― 5.00 ― 30.00 ― 10,818 21.6 3.4 30年3月期(予想) ― 30.00 ― 30.00 60.00 28.1
※当社は平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。平成29年3月期の1株当たり期末配当金について は、当該株式併合の影響を考慮した金額を記載し、年間配当金合計は「-」として記載しています。株式併合後の基準 で換算した1株当たり年間配当額は、平成28年3月期は35円、平成29年3月期は55円となります。
3.平成30年3月期の連結業績予想(平成29年4月1日~平成30年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、第2四半期連結累計期間は対前年同四半期増減率) 売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 1株当たり当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期連結累計期間 415,000 17.5 30,000 11.1 31,000 16.2 23,000 7.6 116.95 通 期 855,000 15.3 62,000 9.7 63,000 12.6 42,000 △16.2 213.56
4.その他
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) :有 新規 1社 (社名)Continental Structural Plastics Holdings Corporation
(注)詳細は、添付資料24ページ「5.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(企業結合 等関係)」をご覧ください。
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)詳細は、21ページ「(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更等)」をご覧ください。 (3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 29年3月期 196,951,733株 28年3月期 196,951,733株
② 期末自己株式数 29年3月期 231,413株 28年3月期 306,114株
③ 期中平均株式数 29年3月期 196,668,286株 28年3月期 196,589,780株
※1株当たり当期純利益(連結)の算定の基礎となる株式数については、30ページ「1株当たり情報」をご覧ください。
※平成28年10月1日を効力発生日として普通株式5株につき1株の割合をもって株式併合を実施しました。これに伴い、 前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、期末発行済株式数、期末自己株式数および期中平均株式数 を算定しています。
(参考)個別業績の概要
1.平成29年3月期の個別業績(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
29年3月期 130,682 △8.1 14,823 △13.9 24,633 △3.5 16,035 39.6 28年3月期 142,173 △2.8 17,207 56.9 25,532 22.5 11,490 ―
1株当たり当期純利益 潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
29年3月期 81.54 73.82 28年3月期 58.45 52.92
※平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式併合が行 われたと仮定し、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しています。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
29年3月期 640,010 249,499 38.9 1,264.42 28年3月期 534,202 238,023 44.4 1,206.53 (参考)自己資本 29年3月期 248,736百万円 28年3月期 237,259百万円
※平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式併合が行 われたと仮定し、1株当たり純資産を算定しています。
※決算短信は監査の対象外です。
※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断 する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は 様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての注意 事項等については、5ページ「1.経営成績(1)経営成績に関する分析 3)次期の見通し」をご覧ください。
【添付資料】
添付資料の目次
1.経営成績 ……… P. 2
(1)経営成績に関する分析 ……… P. 2
(2)財政状態に関する分析 ……… P. 6
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……… P. 7
(4)事業等のリスク ……… P. 7 2.企業集団の状況 ……… P. 8 3.経営方針 ……… P 10
(1)会社の経営の基本方針 ……… P 10
(2)目標とする経営指標 ……… P 10
(3)中長期の経営戦略と対処すべき課題 ……… P 10 4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……… P. 13 5.連結財務諸表及び主な注記 ……… P. 14
(1)連結貸借対照表 ……… P. 14
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……… P. 16 連結損益計算書 ……… P. 16 連結包括利益計算書 ……… P. 17
(3)連結株主資本等変動計算書 ……… P. 18
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……… P. 20
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……… P. 21
(継続企業の前提に関する注記) ……… P. 21
(表示方法の変更) ……… P. 21
(追加情報) ……… P 21
(連結損益計算書関係) ……… P. 22
(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ……… P. 23
(企業結合等関係) ……… P 24
(セグメント情報等) ……… P. 26
(1株当たり情報) ……… P. 30
(重要な後発事象) ……… P. 31 6.補足情報 ……… P. 32
(1)業績推移 ……… P. 32
(2)投入資源(連結) ……… P. 32
(3)有利子負債・金融収支(連結) ……… P. 32
(4)従業員数(連結) ……… P. 33
(5)為替レート ……… P. 33
(6)主要医薬品売上高 ……… P. 33
(7)医薬品開発状況 ……… P. 33
1.経営成績
(1)経営成績に関する分析 1)当期の経営成績:
当期の世界経済は、米国を中心とした先進国が底堅く成長を牽引する中、中国経済も景気刺激策によって年度後半か らは持ち直し、全体として緩やかな拡大基調を辿りました。また国内景気は個人消費には依然として伸び悩みがみられ ますが、輸出の回復等により製造業の景況感も好転する等、改善基調にあります。
このような状況のもと、帝人グループの当期の連結決算(累計)は、売上高としては各事業の販売が総じて堅調に推 移しましたが、年度前半の円高影響に加え、樹脂事業等の構造改革に伴う生産体制適正化の影響もあり、前年同期比 6.3%減の7,413億円となりました。また営業利益は、既存事業の成長と構造改革により着実に基礎収益力の底上げを図 る一方で、為替要因や薬価改定、新薬導入費用の影響等もあり前年同期比15.8%減の565億円となり、経常利益も同 7.3%減の559億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、米国在宅医療事業からの撤退を決定したことに 伴う税効果会計の適用により、大幅に税金費用が減少したため、前年同期比61.3%増の501億円となりました。また1 株当たり当期純利益は254円91銭(同96円77銭増)となりました。
2)事業別業績概況
①高機能繊維・複合材料事業:売上高1,368億円、営業利益138億円
◆高機能繊維分野:自動車関連用途が堅調に推移
アラミド繊維では、パラアラミド繊維「トワロン」が欧州のタイヤ向け等自動車関連用途の販売を順調に拡大しまし た。一方、油田採掘関連用途及び防弾用途は低調に推移しました。パラアラミド繊維「テクノーラ」は、国内の自動車 関連用途と海外のインフラ関連用途向け販売が堅調に推移しました。同繊維は、優れた耐疲労性、耐薬品性等が評価さ れ、より過酷な条件下での用途拡大が進んでいます。メタアラミド繊維「コーネックス」は、フィルター用途では厳し い競合環境が継続していますが、ターボチャージャーホース等の自動車関連、防護衣料及び産業資材用途の販売が堅調 に推移しました。また昨年度に生産・販売を開始したタイ新工場では、難燃規制・環境規制強化を背景に、高い成長が 見込まれるアジア・新興国での同素材の事業拡大を図っています。
ポリエステル繊維は、シートベルトやベルト・ホースコードといった自動車関連用途や衛材・詰綿及び水処理用RO 膜支持体向け等の販売が堅調に推移しています。また、将来の更なる競争力強化に向けて、国内生産体制の再編とタイ 子会社への生産移管を推進しています。
◆炭素繊維・複合材料分野:航空機用途向け等が順調に推移、米国CSP社の買収を完了
炭素繊維「テナックス」は、航空機用途向けの販売が順調に推移しました。その他の用途では、欧米での風力発電向 けの販売が堅調でしたが、一般産業用途やアジア地域におけるスポーツ・レジャー用途向けの需給バランスが軟化しま した。耐炎繊維「パイロメックス」は、航空機のブレーキ材向け等の需要好調を背景に順調な販売が続きました。これ を受け、Toho Tenax America Inc.では炭素繊維製造ラインの「パイロメックス」製造ラインへの転換を進めていま す。
当社は高機能素材の領域において複合材料を中心に事業拡大を図るべく、自動車の量産部品への適用を見据えた事業 展開を推進しています。その一環として、本年1月には、北米最大の自動車向け複合材料成形メーカーであるコンチネ ンタル・ストラクチュラル・プラスチックス社(Continental Structural Plastics Holdings Corporation、本社:米 国ミシガン州、以下「CSP社」)の全株式の取得を完了し、完全子会社としました。今後は、CSP社が有するガラ ス繊維複合材料(GFRP)と当社が有する熱可塑性、熱硬化性炭素繊維複合材料(CFRTP、CFRP)のFRP 技術の融合、CSP社の部材事業ビジネスモデルの、米州での拡大及び欧州・日本・アジアへのグローバル市場展開を 通じて、自動車向け複合材料製品事業の強力な事業基盤を構築し、同事業のTier1サプライヤーを目指していきます。
更に北米を中心とした炭素繊維の需要増への対応として、新工場建設に向けた検討を推進しており、米国内での土地 取得を完了しました。
また、炭素繊維の主要生産拠点である三島事業所においては自家発電設備を、重油を用いた蒸気タービン発電からガ スタービン発電へと燃料転換し操業を開始しました。これにより発電効率向上と環境負荷低減を推進していきます。
②電子材料・化成品事業:売上高1,344億円、営業利益185億円
◆樹脂分野:ポリカーボネート樹脂は堅調に推移、高機能用途の更なる拡大に注力
主力のポリカーボネート樹脂「パンライト」「マルチロン」は、円高による利益換算額の減少があったものの、需給 は堅調で、中国・日本の両生産拠点が高稼働を維持し、販売構成の改善も加わって、安定した収益を確保しました。こ うした中、高機能用途の更なる拡大の取り組みとして、自動車市場向けに、先進的なコーティング技術を取り入れた自 動車ウィンドウ向け成形品や、高い表面硬度を実現した内装パネル向け共重合ポリカーボネートの積極展開を実施して います。また、防災インフラ、住宅設備、医療等の成長市場に対しても、高付加価値ポリカーボネート樹脂及びそのコ ンパウンド品を中心に、部材での提供も含めた提案を行っています。更に帝人グループが保有する高機能繊維(アラミ ド繊維、炭素繊維)とポリカーボネート樹脂を用いた独自の複合材料による軽量化・金属代替等のソリューション提供
機能樹脂分野では、カメラレンズ用特殊ポリカーボネート樹脂において、スマートフォン向けに加えて、今後の市場 拡大が見込まれる車載カメラ・防犯カメラ向けに適した製品ラインナップの拡充を進めています。また、PEN(ポリ エチレンナフタレート)樹脂においては、耐薬品性、耐ガスバリア性といったPENの特長を活かし、各種圧力容器へ の展開を加速させています。難燃剤では、安定した収益をあげている既存ラインナップの拡販に加えて、ポリエステル 繊維等への難燃性・着色性付与が容易な新規リン系製品の市場展開を進めています。
韓国SKケミカル社との合弁会社INITZ Co., Ltd.にて量産体制を確立中のスーパーエンプラPPS(ポリフェニレ ンサルファイド)樹脂については、自動車・電気電子用途を中心に、帝人の独自技術を活かした特徴あるコンパウンド 製品の開発を行っています。
◆フィルム分野:ポリエステルフィルム国内生産拠点集約及び日本・インドネシア合弁会社の完全子会社化
液晶TV用反射シート向けの販売は、中国メーカーの台頭で量・価格ともに厳しい状況が継続しましたが、スマート フォン等の関連部品であるMLCC(積層セラミックコンデンサ)等の工程用離型フィルム「Purex」や、特殊包装用 途の輸出品、磁気用PENフィルムが比較的堅調に推移しました。ポリカーボネート樹脂製「パンライトシート」や透 明導電性フィルム「エレクリア」は車載ディスプレー関連を中心にして順調に推移したほか、特殊ポリカーボネート樹 脂を使用した「ピュアエース」は、有機ELディスプレー(OLED)の反射防止用逆波長分散フィルムやフレキシブ ル基材用途の販売が増加しました。
このような中、ポリエステルフィルムの国内生産拠点集約によるコストダウンの寄与に加えて、ポリエステル、ポリ カーボネート製品ともに販売構成が改善したことにより、前年同期比で収益は向上しました。また国内及びインドネシ アの合弁会社については、合弁相手であるデュポン社(E.I. du Pont de Nemours and Company)の保有株式を取得 し、国内については帝人フィルムソリューション㈱、インドネシアについてはP.T. Indonesia Teijin Film Solutions という新社名のもと、事業運営を開始しました。これにより、事業運営の柔軟性及び意思決定の迅速性の向上を図り、 従来以上に多種多様な素材・製膜方法の活用を通じて、顧客価値の創出とその更なる向上を図ります。
海外拠点においては、中国で市況が引き続き低調に推移する中、販売量は前年並みに留まりました。欧米では包装用 途を中心に需要が比較的堅調に推移しました。
③ヘルスケア事業:売上高1,475億円、営業利益276億円
◆医薬品分野:高尿酸血症・痛風治療剤の販売が順調に拡大
国内医薬品市場において厳しい事業環境が継続する中、高尿酸血症・痛風治療剤「フェブリク」や、先端巨大症治療 剤「ソマチュリン*1」の販売が引き続き順調に拡大しました。また、骨粗鬆症治療剤「ボナロン*2」の経口ゼリー剤や 点滴静注剤、小型の錠剤である徐放性気道潤滑去痰剤「ムコソルバンL錠45mg」といった剤形追加により、患者さんへ の幅広い治療選択肢を提供しています。昨年1月より大正富山医薬品㈱との共同で販売開始した経皮吸収型鎮痛消炎剤
「ロコア」についても、販売の拡大を図っています。
研究開発においては、昨年7月に「ソマチュリン*1」について、神経内分泌腫瘍への効能・効果追加申請を行うとと もに、2型糖尿病における新規の糖尿病性腎症治療薬として「TMX-049DN」の臨床開発(英国、第Ⅰ相)に着手しまし た。昨年8月には、小児における成長ホルモン分泌不全性低身長症を最初の予定適応症として、米国Versartis Inc.が 創製した新規長期作用型成長ホルモン剤「VRS-317」の日本における独占的開発・販売契約を締結しました。昨年11月 には、厚生労働省から「ソマチュリン*1」の甲状腺刺激ホルモン産生下垂体腫瘍への適応拡大に向けた開発要請を受 け、治験の1年以内の着手に向けて対応を開始しました。昨年12月には米国Amgen Inc.との間で新規腎疾患治療薬に関 する共同研究・ライセンス契約を締結しました。本年2月には新規骨粗鬆症治療薬「ITM-058」の第Ⅲ相試験に、本年 3月に新規高尿酸血症・痛風治療薬「TMX-049」の第Ⅱ相試験及び新規2型糖尿病治療薬「TMG-123」の第Ⅱ相試験に着 手しました。
海外での高尿酸血症・痛風治療剤の販売も順調に拡大しています。現在、販売提携国と地域は117に達しており、そ の内日本を含め67の国と地域で販売していますが、残りの国と地域においても、順次販売承認を取得して更なる拡大を 図っていきます。
*1 ソマチュリン®/Somatuline®は、Ipsen Pharma (仏)の登録商標です。
*2 ボナロン®/Bonalon®はMerck Sharp & Dohme Corp. (米)の登録商標です。
◆在宅医療分野:高水準のレンタル台数を維持・拡大
在宅酸素療法(HOT)用酸素濃縮装置は、高水準のレンタル台数を堅調に維持しました。「ハイサンソ5S」等の据 置型酸素濃縮器に加え、患者さんの行動範囲の拡大を目指す携帯型酸素濃縮器(「ハイサンソポータブルα」「ハイサ ンソポータブルαⅡ」)の品揃えの充実及び積極展開により、レンタル台数の更なる増大を目指します。CPAP療法 の睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療器は、携帯電話網を活用して治療状況をモニタリングする「ネムリンク」の訴求 効果や、睡眠検査装置「SAS2100」の活用により、レンタル台数を順調に伸ばしました。引き続き、ネムリンク機能や 加湿機能を内蔵した「スリープメイト10」を展開し、レンタル台数の更なる拡大を目指します。また、福岡市と大阪市 に設置したコールセンターを活用し、患者さんのサポート体制の一層の強化を図っています。
一方、一昨年9月より販売を開始した、医療関係者間で利用される多職種連携情報共有システム「バイタルリンク」 については、かかりつけ医との契約に加え、医師会を窓口とした契約の締結も進み、販売を着実に拡大しています。ま た、大阪大学等との産学連携で開発した磁気刺激装置については、医師主導による難治性神経障害性疼痛の治験を多施 設において実施しています。更に、平成25年度に上市した、脳卒中後遺症等の患者さんの歩行補助を目的とした電気刺 激装置「ウォークエイド」についても、首都圏の医療機関等から順次事業展開を進めています。加えて、昨年11月に上 肢用ロボット型運動訓練装置「ReoGo-J」を上市しました。両製品の売上拡大とともに今後もリハビリ機器のラインナ ップの拡充を図っていきます。
海外では、米国の在宅医療事業に対する抜本的対策の検討を進めてきましたが、本年4月27日(米国時間)にQuadrant Management,Inc*傘下の会社に当社の所有持分全てを売却し、米国在宅医療事業から撤退することとしました。スペイ ン及び韓国においては、引き続き在宅医療事業を展開していきます。
* 傘下に全米有数の事業規模を誇る大手在宅医療プロバイダーを有する米国の投資会社
④製品事業:売上高2,596億円、営業利益67億円
◆衣料繊維分野:体質強化と差別化ビジネス拡大に注力
繊維素材では、スポーツ・アウトドア用途の高機能素材が欧米及び国内市場で販売を伸ばしましたが、円高の影響を 受けて収益率は低下しました。またポリエステル原糸は、自動車メーカーの国内生産調整の煽りを受け車輌用途で販売 量を落としたものの、大手小売りチェーン向けインテリア用差別化機能糸、及び衣料用差別化糸の販売が拡大し、収益 を大きく改善しました。ユニフォーム素材も、海外への生産移管によるコストダウンと個別オーダー品受注増加によ り、収益は改善しました。
衣料製品では、国内における衣料品の消費減退や顧客の在庫調整等、厳しいビジネス環境が続きましたが、適地生産 の推進や生産における品質管理の向上を図るとともに、独自素材「ソロテックス」や「デルタ」をベースとした企画提 案型ビジネスを強みとして、有力小売り・アパレル向け商圏を拡大させることで収益の伸長を図りました。また昨年6 月、11月に帝人フロンティア総合展示会を開催し、自社の差別化ビジネスを市場へ提案・発信するとともに、顧客ニー ズの取り込みを行い商圏拡大へと繋げました。
◆産業資材分野:自動車部材関連及び土木資材が好調
自動車部材関連では、タイヤ補強材、伝動ベルト、自動車用ホースの販売が堅調に推移しました。またエアバッグ基 布は販売量の拡大基調が続いており、更なる生産拡張も視野に入れています。車輌内装材・用品は在庫調整により苦戦 しましたが、合皮の基布が大きく伸長しました。
繊維資材関連では、国内市場において、コンクリート剥落防止シート「テクノーラSAMMシート」をはじめとする土木 資材の販売が災害復旧及び幹線自動車道向けで好調に推移し、加えて防災・イベント用仮設テント「エアロシェルタ ー」の需要も旺盛でした。また農業・水産・電気資材・環境関連資材は堅調に推移しました。更に海外市場について は、中国向け環境資材が市場の成長を背景に商圏を拡大しました。
生活資材分野では、インテリア関連でカーテン商材が円高基調により増益に転じ、また壁装及び床資材も堅調に推移 しました。リビング関連では、ワイピング関連資材が好調でした。ウェルライフ関連は、衛生用品及び大手コンビニと のヘルスケア関連ビジネスを順調に拡大しました。
化成品関連は、電子部品市場の生産回復を受け、年度後半にかけてPETフィルムの販売が好転しましたが、前半の 不振をカバーするには至りませんでした。
その他新事業の創出においては、身に纏う化粧品「ラフィナン」、防災関連製品「もうたんか」「プルシェルター」 の販売拡大に注力し、ウェアラブル電極布を活用した製品の事業化に向けた取り組みも着実に進めました。
⑤その他:売上高630億円、営業利益54億円
IT事業はネットビジネス分野において電子書籍配信サービス「めちゃコミック」の売上が順調に拡大する等堅調に 推移しました。ITサービス分野では、ヘルスケア事業において放射線情報システム等の医療情報システムの販売を強 化するとともに、介護領域への展開を図りIoT*を用いた見守りサービスや介護記録システムの提供を開始しまし た。
新事業では、リチウムイオンバッテリー用セパレータ「リエルソート」の販売が市況の影響を受けて伸び悩む中、新 規顧客の開拓に、より一層注力しました。
新規ヘルスケアの取り組みにおいては、埋め込み型医療機器の分野で、タキロン㈱が本年7月にメディカル事業を分 割して新設する会社に出資し、合弁新会社を設立することで、本年1月に合意しました。すでに同市場に参入している 帝人ナカシマメディカル㈱も含めた、帝人グループのマーケティング力と技術力を合わせて収益向上を図り、中長期的 に開発を推進します。
機能性食品素材の分野では、スーパー大麦「バーリーマックス」の開発・マーケティング活動により、着実に食品メ ーカーへの採用が拡がっており、今後もエビデンス取得・プロモーションに注力して事業展開を加速します。
3)次期の見通し
①全社業績見通し (単位:億円)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
当期純利益
平成30年3月期 8,550 620 630 420
平成29年3月期 7,413 565 559 501
差 +1,137 +55 +71 △81
増減率 +15.3% +9.7% +12.6% △16.2%
平成29年度の世界経済は、総じて緩やかな拡大基調が継続するものと想定されていますが、グローバルでの保護主義 的な政策圧力の強まりや、中東・アジア等での地政学上の緊張等を背景に、不透明感はより一層増しています。このよ うな状況のもと、長期ビジョンの実現に向けて、この度新たに公表した中期経営計画で掲げた「成長戦略」「発展戦 略」を今後着実に推進し、また同時にこれら戦略を支える経営システム基盤の強化を図っていきます。
平成30年3月期の通期見通しは、売上高は8,550億円(前年比15.3%増)、営業利益は620億円(同9.7%増)、経常 利益は630億円(同12.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は420億円(同16.2%減)となる見込みです。なお、 通期の為替レートは1米ドル=110円、1ユーロ=116円、また原油価格(Dubai)は通期平均で、バレル当り55米ドル を想定しています。
②セグメント別業績見通し (単位:億円)
売上高 営業利益
第2四半期(累計) 通期 第2四半期(累計) 通期
マ テ リ ア ル 3,100 6,450 145 350
ヘ ル ス ケ ア 750 1,500 165 280
そ の 他 300 600 20 50
消 去 又 は 全 社 ― ― △30 △60
合 計 4,150 8,550 300 620
(注)当連結会計年度において、報告セグメントを「高機能繊維・複合材料事業」「電子材料・化成品事業」「ヘル スケア事業」「製品事業」に区分していましたが、平成29年2月に公表した中期経営計画に基づき、成長戦 略・発展戦略の加速を促す組織体へと体制を再編したことに伴って、翌連結会計年度(平成30年3月期)から 事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを「マテリアル」「ヘルスケア」の2区分に変更してい ます。
(2)財政状態に関する分析
1)資産、負債、純資産及びキャッシュ・フローに関する分析
①資産、負債、純資産
総資産は9,641億円となり、前期末に比べ1,406億円増加しました。これは本年1月に米国CSP社の買収を完了し、 同社を完全子会社としたことにより、のれんを含む固定資産等が増加したことが主たる要因です。また米国在宅医療事 業の撤退を決定し、税効果会計が適用となったことに伴って、繰延税金資産も増加しました。
負債は前期末比1,032億円増加し、6,122億円となりました。この内有利子負債は、CSP社買収資金の調達に伴う増 加を主因として729億円増加し、3,762億円となりました。
純資産は3,518億円となり、前期末に比べ374億円増加しました。この内「株主資本」に「その他の包括利益累計額」 を加えた自己資本は、3,384億円と前期末比383億円増加しました。これは親会社株主に帰属する当期純利益による増加 が、配当金の支払いや円高に伴う「為替換算調整勘定」の減少等により一部相殺されたことによるものです。
②キャッシュ・フロー
当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益に減価償却費や減損損失、事業構造改善引当 金といった非資金項目を加え、合計で790億円の資金収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、CSP社買収やその他固定資産の取得等により1,277億円の資金支出となり ました。この結果、営業活動に投資活動を加えたキャッシュ・フローは486億円の資金支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローについては、長短借入金の借入・返済と配当金支払い等の差し引きで、638億円 の資金収入となりました。
またこれらの結果、現金及び現金同等物に係る換算差額等も加え、最終的な現金及び現金同等物の増加額は166億円 となりました。
2)財政状態の見通し
平成30年3月期は、財務健全性の維持・向上に引き続き留意しつつ、発展戦略に基づき将来の成長に貢献する有望な 投資やプロジェクトに積極的に取り組み、ROE11.9%、EBITDA1,050億円、D/Eレシオ1.0を目指します。
3)キャッシュ・フロー関連指標の推移 平成25年
3月期
平成26年 3月期
平成27年 3月期
平成28年 3月期
平成29年 3月期
平成30年 3月期
(見通し) ROE △10.3% 3.0% △2.8% 10.6% 15.7% 11.9% EBITDA 592 637 821 1,060 958 1,050 D/Eレシオ 1.00 1.00 1.07 1.01 1.11 1.0 自己資本比率 35.6% 36.7% 34.9% 36.4% 35.1% 37.0% 時価ベースの自己資本比率 31.3% 34.9% 43.5% 43.1% 40.3% ― キャッシュ・フロー
対有利子負債比率 4.2 7.3 4.1 3.8 4.8 ―
インタレスト・
カバレッジ・レシオ 18.4 10.5 23.8 32.5 36.5 ―
(注)各指標はいずれも当社連結ベースの財務数値を用いて算出しています。
・ROE:親会社株主に帰属する当期純利益/期首・期末平均自己資本
・EBITDA:営業利益+減価償却費
・D/Eレシオ:期末有利子負債/期末自己資本
・自己資本比率:(期末純資産の合計-期末新株予約権-期末非支配株主持分)/期末総資産
・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/時価ベースの総資本
※株式時価総額・・・期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)にて算出
※時価ベースの総資本・・・期末自己資本を時価ベースに置き換えて算出
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
※営業キャッシュ・フロー・・・連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
※利払い・・・連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 1)利益配分に関する基本方針:
当社は、「連結業績に連動した配当」を基本とし、「財務体質の健全性」、「中長期の配当の継続性」及び「将 来の成長戦略投資に必要な内部留保の確保」を総合的に勘案し配当を実施します。
2)当期及び次期の配当予想:
当期の期末の配当金は1株当たり30.0円を実施させていただきます。これにより中間配当金と合わせた年間の配 当金は、55.0円となります*。また、次期配当金につきましては、次期連結業績見通しを前提として、中間配当金 30.0円及び期末配当金30.0円の合計で、通期配当金は60.0円となる見通しです。
* 当社は平成28年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しています。これに伴い、当連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮 定し、1株当たり配当金を算定しています。
(4)事業等のリスク
業績等に影響を与える可能性のある重要な要因には、以下の事項があります。なお、業績に影響を与える要因はこれ らに限定されるものではありません。
1)競合・市況変動にかかるもの
帝人グループは、外部環境の変化に左右されない企業体への転換を図っていますが、一部で市況製品を展開して おり、景気動向、他社との競合に伴う市場価格の変動が、事業業績に影響を及ぼす可能性があります。
特に、景気や他社との競合という観点からは、ポリエステル繊維、ポリエステルフィルム、ポリカーボネート樹 脂といった汎用素材の分野では、販売量、売値及び原燃料調達価格に関し、変動を受ける構造となっています。ま た、これらの事業は、製造原価に占める原燃料コストのウェイトが高いため、原油価格の動向により、損益に大き な影響を受ける可能性があります。
また、帝人グループの素材事業は中間材料が多く、末端需要の拡大・縮小が各段階での在庫調整により実体経済 以上に増減する可能性があります。加えて、ヘルスケア事業は、公定価格水準の変動といった価格変動要因以外に も他社との競争はますます激化しており、売値下落のリスクがあります。
また、為替や金利の変動が、帝人グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 2)製品の品質にかかるもの
帝人グループでは、帝人㈱及び帝人ファーマ㈱等の主要な子会社に、他の部門から独立した専任の品質・信頼性 保証部門を設置し、厳格な品質管理基準に基づき、事業活動全般における品質保証を確保する体制を敷いていま す。しかしながら、全ての製品・サービスにおいて、予期し得ない重大な品質問題が発生する可能性を排除するこ とはできません。従って、そうした製品・サービスの欠陥が、業績、財務状況、社会的評価等に悪影響を及ぼす可 能性があります。
3)研究開発にかかるもの
帝人グループでは、技術を核とした持続的成長を実現するための研究開発に、積極的に経営資源を投入していま す。しかしながら、そうした研究開発の成果が目標から大きく乖離した場合には、業績等に影響を及ぼす可能性が あります。
特に医療用医薬品の開発には、多額の費用と長い期間がかかるうえ、創薬研究において、有用な化合物を発見で きる可能性は決して高くありません。また、臨床試験の結果、予測していた有効性が証明できない、あるいは予測 していない副作用が発現した等の理由で、承認申請を断念しなければならない可能性があります。また、承認申請 した後でも、審査の過程で承認されない、また、市販後調査の結果、承認が取り消される可能性があります。 4)海外活動にかかるもの
帝人グループは、中国、タイ等の東南アジア、ドイツ・オランダ等の欧州、米国等海外で事業展開しており、こ れら海外での活動について為替変動に係るリスクのほか、次のようなリスクがあります。そのため、これらの事象 が発生した場合は、帝人グループの経営成績及び財務状況等に悪影響を及ぼす可能性があります。
・予期しない法律・規制の施行、不利な影響を及ぼす租税制度の変更
・経済変動、政変・テロ・戦争等による社会的混乱 5)事故・災害にかかるもの
帝人グループは、グループ共通の防災に関するガイドラインを整備し、防災診断、地震対策、火災予防等の未然 防止対策や防災教育、防災訓練、防火設備強化等の拡大防止対策を積極的に推進しています。しかしながら、万 一、大規模な自然災害や不慮の事故等により生産設備が損害を受けた場合や原材料の供給等サプライチェーンに大 きな障害が生じた場合は、帝人グループの経営成績及び財務状況等に悪影響を及ぼす可能性があります。
2.企業集団の状況
当社の企業集団は当社、子会社140社及び関連会社29社で構成されています。その事業は高機能繊維・複合材料、電 子材料・化成品、ヘルスケア分野における製品の製造・加工・販売、及び主に流通・リテイルを担う製品事業を中心と し、その他にシステムソフトウェア開発等の情報関連事業や物流、印刷等の事業を展開しています。帝人グループの事 業別に見た位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりです。
高機能繊維・複合材料事業 :Teijin Aramid B.V.等連結子会社6社、非連結子会社4社及び関連会社3社はアラミド繊 維(糸・綿・織編物等)の製造・販売を行っています。東邦テナックス㈱等連結子会社4 社、非連結子会社3社は炭素繊維製品の製造・販売等を行っています。帝人コードレ㈱、 ユニオンタイヤコード㈱等連結子会社8社、非連結子会社2社及び関連会社1社はポリエ ステル繊維(産業資材)等の製造・販売を行っています。Continental Structural Plastics Holdings Corporation等連結会社16社、関連会社1社は、複合成形材料の製造・ 販売を行っています。
電子材料・化成品事業 :帝人フィルムソリューション㈱等連結子会社2社及びDuPont Teijin Films U.S. Limited Partnership等関連会社6社はフィルムの製造・販売を行っています。非連結子会社1社は フィルムの販売を行っています。フィルム加工㈱(非連結子会社)はポリエステルフィル ム等の加工等を行っています。TEIJIN POLYCARBONATE CHINA Ltd.等連結子会社3社及び関 連会社1社は樹脂・樹脂製品等を製造・販売しています。広島プラスチック㈱等連結子会 社2社はプラスチックの成形加工を行っています。連結子会社7社は樹脂製品の販売、関 連会社1社は樹脂製品の開発・販売を行っています。錦海化学㈱(連結子会社)は化学薬 品等の製造・販売を行っています。
ヘルスケア事業 :帝人ファーマ㈱、帝人在宅医療㈱等連結子会社6社、非連結子会社6社及び関連会社3社 は医薬品・在宅医療機器の製造・販売及び在宅医療サービス等を行っています。Teijin America, Inc.(連結子会社)は新薬の臨床開発を行っています。
製品事業 :帝人フロンティア㈱、㈱テイジンアソシアリテイル、㈱帝健等連結子会社18社、非連結子 会社15社及び関連会社6社は繊維製品等の企画・加工及び販売を行っています。
その他 :インフォコム㈱等連結子会社2社、非連結子会社8社及び関連会社2社は、情報システム の運用・開発・メンテナンスを行っています。帝人エンジニアリング㈱等連結子会社3社 及び非連結子会社2社は機械の製造・販売・メンテナンス等を行っています。帝人ナカシ マメディカル㈱等連結子会社2社、非連結子会社2社及び関連会社4社は、その他の製 造・販売等を行っています。帝人物流㈱(連結子会社)及び非連結子会社1社は、帝人グ ループ製品の運送・保管を行っています。その他連結子会社7社、非連結子会社6社及び 関連会社1社は印刷等を行いグループ内外にそのサービスを提供しています。
以上に述べた 企業集団の状況 を概要図 示す 次の おり す。
◎ . . ◎帝人フルンテァア㈱
◎㈱テアジンアソサアリテアル
他 12社 ◎㈱帝健
◎南通帝人有限公司
他 社
◎ ( ) L
◎ ( ) L
◎帝人コヺデリ㈱
△スポノウテアジンテキノ㈱
他 7社
◎東邦テトッキス㈱
◎
他 5社 ◎帝人ファルマソリュヺサョン㈱
◎ . .
○ファルマ加工㈱
◎ △ . .
L
他 1 社 △
L . . 他 5社
◎ LY L .
◎アンフェコマ㈱ ◎広島プラスチッキ㈱
◎帝人フゟヺボ㈱ 他 11社
◎帝 製薬㈱
◎帝人在宅医療㈱ 他 1 社
◎ L. . ◎帝人ウンジドアリング㈱
◎ , . ◎帝人物流㈱
△ .L. 他 1 社
他 社
◎ , . (子会社) 1 社
◎ , . ◎ . . (関連会社) 29社
◎帝人(中国)投資有限公司
◎帝人ナカシマメディカル㈱
製品・原料等の流れ 他 7社 ※ ◎印 連結子会社 ○印 非連結子会社
サヺビス等の流れ △印 関連会社
高機能繊維・複合材料事業 製品事業
(48社) (39社)
ア ド繊維の製造・加工・販売等 繊維製品等の企画・加工・販売等
ポリエステル繊維(産業資材)の 製造・加工・販売等
高機能繊維・複合材料 電子材料・化成品事業
炭素繊維製品の製造・販売等 (25社)
ヘ
帝人㈱
ル ス ケ ア
電 子 材 料
・ 化 成 品
フィルムの製造・加工・販売等
複合成形材料の製造・販売等
その他
ヘルスケア事業 その他
(16社) (41社)
樹脂、樹脂製品、化学薬品の製造・加工・販売等
その他の製造・販売等 医薬品・在宅医療機器の製造・販売、 情報システムの運用・開発・メンテ ンス
在宅医療サービス等
機械・エンジ アリングの製造・販売、物流等
海外持株会社 新薬の臨床開発
製品
製品 原料
原料
3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
帝人グループは企業理念として、「人間への深い理解と豊かな想像力をもってクォリティ・オブ・ライフの向上に努 める」とともに、「社会とともに成長する」「社員とともに成長する」ことを掲げています。また長期ビジョンとし て、社員の多様性を活かし、社会が必要とする新たな価値を創造し続けることで、未来の社会を支える会社となること を目指しています。
(2)目標とする経営指標
帝人グループは、ROE、EBITDAを最も重要な経営指標として位置付けています。
(3)中長期の経営戦略と対処すべき課題
帝人グループでは、平成29年2月に、長期ビジョン実現に向けた次の3か年の実行計画として、中期経営計画2017- 2019『ALWAYS EVOLVING』を策定し、公表しました。この中期経営計画に基づき、「成長戦略」による 基礎収益力の更なる強化、「発展戦略」による新規コアビジネスの確立を推進するとともに、それを支える経営システ ム基盤の強化を図っていきます。
1)長期ビジョン実現に向けて
帝人グループは、「未来の社会を支える会社」として次のような姿を目指します。
◆社会の抱える問題の解決に貢献する企業
社会の抱える様々な問題と自社の持つ強みから、注力すべき重点領域を特定し、事業機会の取り込みを図り、ま た経営基盤の強化を図ります。
(当社の注力すべき重点領域)
環境価値ソリューション モビリティの環境性能向上を促す「軽量化」素材による貢献 安心・安全・防災ソリューション 災害対策・社会インフラ整備に関わる安全性向上への貢献
少子高齢化・健康志向ソリューション 高齢化社会の進展、生活習慣病の増加に対応した健康維持向上支援
◆外部環境の変化を先取りして変革し続ける企業
外部環境の不確実性が増す中、持続的成長の実現に向けて、後追いではなく自ら変革を起こします。
◆常に新しい価値を創出し続ける企業
社会の進化を加速させる製品・サービスを創出します。
2)中期経営計画における事業戦略
マテリアル事業領域とヘルスケア事業領域を2本の柱とし、既存事業の延長線だけではなく、「今はまだ利益貢献 していない新しい事業」が10年後の収益の柱となるよう、それぞれの事業で成長戦略、発展戦略を着実に実行するこ とにより、新たな高収益事業を核とした事業ポートフォリオへと変革を進めます。
◆成長戦略
a) マテリアル事業領域
1. 航空機・自動車ビジネスへの注力(環境価値ソリューション)
環境規制の高まりに伴う低燃費化の要請に応え、「軽くて強い」高機能素材の拡大を図ります。 2. 社会基盤インフラのニーズ拡大へ対応(安心・安全・防災ソリューション)
防災意識の高まりや、インフラ更新・拡大ニーズへの的確な対応を図ります。 b) ヘルスケア事業領域
1. 成長領域の強化(少子高齢化・健康志向ソリューション)
既存成長ドライバーの収益最大化を図るとともに、新規創薬研究に注力します。
◆発展戦略
a) マテリアル事業領域
多素材間競争が激化していく中で、従来の素材サプライヤーから、顧客接近型ビジネスや多素材の複合展開へ と変革を進めます。
1. 自動車向け複合材料事業(環境価値ソリューション)
複合化技術を強みとして、自社素材事業の単なる川下展開ではなく、マルチマテリアルでの部品供給メー カーを視野に事業を展開します。
2. セパレータ・メンブレン事業(環境価値ソリューション)
膜(メンブレン)生産で培った技術・ノウハウを起点として、高性能と高生産性を両立させた製品を幅広 い分野に展開します。
b) ヘルスケア事業領域
既存のヘルスケア事業基盤を強化し、従来の保険医療に捉われない、非保険領域も含めたヘルスケア総合サー ビスを提供します。
1. 製品・サービスのラインナップ多様化(少子高齢化・健康志向ソリューション)
新規医療機器、デジタルヘルスケア、整形インプラントデバイス、機能性食品素材の各分野において、製 品・サービスのラインナップ多様化を進めます。
2. 先端的ヘルスケア事業基盤の構築(少子高齢化・健康志向ソリューション)
未病~疾病~介護の全てに対応するヘルスケア事業基盤の構築、情報プラットフォームを活用した新規事 業の創出を図ります。
3)経営システム基盤の強化
◆組織体制強化
成長戦略・発展戦略の加速を促す組織体へと体制を再編します。具体的には、素材関連事業をマテリアル事業に 統合し、事業間融合を図るとともに、新事業推進をマテリアルとヘルスケアに分割・吸収することにより連携性を 深めます。また、事業横断での地域別戦略を促進するために「グローバル戦略管掌」、全社横断でのスマートプロ ジェクトを推進するために「情報戦略管掌」を設置します。
◆スマートプロジェクト推進
加速度的に進化するIT技術を積極的に取り込み、活用することにより、新規ビジネスの創生とビジネススタイ ルの変革を実現します。中期的な施策としては、ヘルスケアサービス展開、スマート・プラント化、業務プロセス 革新に取り組むこととし、プラットフォーム構築を中心に100億円規模の資源を投入します。
◆コスト構造改革
前・中期経営計画で掲げた構造改革施策の完遂による効果発現と、成長事業を中心とした生産性向上によるコス ト競争力強化による効果(110億円)、及び事業再編後の業容に見合った「小さな本社」への再編による効果(90 億円)により、平成31年度までに200億円(平成28年度対比)の効果発現を目指します。
4)経営指標
「投資効率」「稼ぐ力」の両面に重点を置き、収益性指標として「ROE」、成長性指標として「EBITDA」 を最重要指標として設定します。更に投入資源に対する収益効率性の指標として「営業利益ROIC」を活用しま す。また、事業ポートフォリオの変革を可視化し、モニタリングするため、非財務情報を含む独自のKPIとして
「発展戦略プロジェクト売上高」「ダイバーシティ推進度」を設定し、進捗をフォローアップします。平成31年度ま での経営目標は次のとおりです。
ROE 10%以上
EBITDA 1,200億円超
営業利益ROIC 8%以上
投入資源 設備投資+M&A枠 3,000億円(3年累計) 配当性向 親会社株主に帰属する当期純利益の30%(目安)
(注)営業利益ROIC:営業利益/投下資本
※投下資本・・・自己資本+非支配株主持分+有利子負債-現金及び預金
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、将来のIFRS適用に備え、現行のグループ会計方針との差異分析等の整理を実施しており、その適用時期につ いても検討を進めています。
記載されている商品の名称、サービスの名称等は、帝人グループの商標もしくは登録商標です。またはその他の 商品の名称、サービスの名称等は、各社の商標もしくは登録商標です。
5.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円) 前連結会計年度
(平成28年3月31日)
当連結会計年度 (平成29年3月31日) 資産の部
流動資産
現金及び預金 72,122 97,750
受取手形及び売掛金 164,536 166,803
有価証券 29,000 20,000
商品及び製品 85,965 84,272
仕掛品 7,738 8,980
原材料及び貯蔵品 26,738 29,059
短期貸付金 15,811 13,677
繰延税金資産 8,256 15,063
その他 21,351 32,058
貸倒引当金 △1,015 △909
流動資産合計 430,504 466,754
固定資産 有形固定資産
建物及び構築物(純額) 58,631 61,178
機械装置及び運搬具(純額) 70,751 98,322
土地 43,080 44,493
建設仮勘定 8,475 15,471
その他(純額) 22,327 21,823
有形固定資産合計 203,267 241,289
無形固定資産
のれん 7,296 32,737
その他 9,356 36,302
無形固定資産合計 16,653 69,040
投資その他の資産
投資有価証券 109,053 115,104
長期貸付金 2,271 1,846
退職給付に係る資産 32,552 37,988
繰延税金資産 4,278 10,965
その他 27,013 23,155
貸倒引当金 △2,166 △2,092
投資その他の資産合計 173,004 186,967
固定資産合計 392,924 497,298
資産合計 823,429 964,053
(単位:百万円) 前連結会計年度
(平成28年3月31日) (平成29年3月31日) 当連結会計年度 負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 71,394 79,117
短期借入金 55,527 57,585
1年内返済予定の長期借入金 27,493 51,326
未払法人税等 6,238 5,021
事業構造改善引当金 3,038 15,112
繰延税金負債 52 54
未払費用 24,996 26,261
その他 39,454 45,094
流動負債合計 228,196 279,572
固定負債
社債 55,148 55,109
長期借入金 163,645 210,431
事業構造改善引当金 12,555 10,944
退職給付に係る負債 30,440 35,427
資産除去債務 2,405 1,322
繰延税金負債 5,640 8,370
その他 10,984 11,044
固定負債合計 280,820 332,650
負債合計 509,017 612,223
純資産の部 株主資本
資本金 70,816 70,816
資本剰余金 101,473 103,664
利益剰余金 127,377 168,661
自己株式 △354 △274
株主資本合計 299,312 342,867
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 17,754 21,842
繰延ヘッジ損益 △1,303 △276
為替換算調整勘定 △15,073 △24,889
退職給付に係る調整累計額 △578 △1,159
その他の包括利益累計額合計 799 △4,483
新株予約権 837 861
非支配株主持分 13,462 12,583
純資産合計 314,412 351,829
負債純資産合計 823,429 964,053
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円) 前連結会計年度
(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
売上高 790,748 741,291
売上原価 536,309 492,862
売上総利益 254,439 248,429
販売費及び一般管理費 187,309 191,917
営業利益 67,130 56,512
営業外収益
受取利息 654 648
受取配当金 1,656 1,862
持分法による投資利益 - 2,078
投資事業組合運用益 324 1,099
雑収入 1,118 769
営業外収益合計 3,753 6,458
営業外費用
支払利息 2,419 2,223
持分法による投資損失 2,943 -
為替差損 889 1,726
寄付金 851 704
デリバティブ評価損 1,276 541
雑損失 2,185 1,840
営業外費用合計 10,567 7,036
経常利益 60,316 55,933
特別利益
固定資産売却益 305 318
投資有価証券売却益 70 119
事業構造改善引当金戻入額 - 788
退職給付制度改定益 - 193
減損損失戻入益 3,265 52
受取保険金 - 392
その他 879 358
特別利益合計 4,521 2,223
特別損失
固定資産除売却損 2,865 4,772
投資有価証券評価損 567 27
減損損失 7,565 1,378
事業構造改善費用 5,506 16,314
その他 2,752 1,736
特別損失合計 19,257 24,229
税金等調整前当期純利益 45,580 33,928
法人税、住民税及び事業税 13,069 12,026
法人税等調整額 3,289 △29,487
法人税等合計 16,358 △17,460
当期純利益 29,222 51,388
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
帰属する当期純損失(△) △1,867 1,255
親会社株主に帰属する当期純利益 31,090 50,133
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円) 前連結会計年度
(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
当連結会計年度 (自 平成28年4月1日
至 平成29年3月31日)
当期純利益 29,222 51,388
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △6,483 4,180
繰延ヘッジ損益 1,266 1,026
為替換算調整勘定 △6,056 △7,701
退職給付に係る調整額 △2,074 △305
持分法適用会社に対する持分相当額 △74 △2,305
その他の包括利益合計 △13,422 △5,105
包括利益 15,799 46,282
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 17,855 44,850
非支配株主に係る包括利益 △2,055 1,432
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日)
(単位:百万円) 株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 70,816 101,447 101,201 △426 273,039
当期変動額
剰余金の配当 △4,914 △4,914
親会社株主に帰属する当期
純利益 31,090 31,090
自己株式の取得 △41 △41
自己株式の処分 26 112 138
株主資本以外の項目の当期 変動額(純額)
当期変動額合計 - 26 26,175 71 26,273
当期末残高 70,816 101,473 127,377 △354 299,312
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主
持分 純資産合計
その他有価 証券評価差 額金
繰延ヘッジ 損益
為替換算調 整勘定
退職給付に係 る調整累計額
その他の包 括利益累計 額合計
当期首残高 24,226 △2,569 △8,102 479 14,034 844 15,716 303,635 当期変動額
剰余金の配当 △4,914
親会社株主に帰属する当期
純利益 31,090
自己株式の取得 △41
自己株式の処分 138
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額) △6,471 1,265 △6,971 △1,057 △13,234 △7 △2,254 △15,496 当期変動額合計 △6,471 1,265 △6,971 △1,057 △13,234 △7 △2,254 10,776 当期末残高 17,754 △1,303 △15,073 △578 799 837 13,462 314,412
当連結会計年度(自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日)
(単位:百万円) 株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 70,816 101,473 127,377 △354 299,312
当期変動額
剰余金の配当 △8,849 △8,849
親会社株主に帰属する当期
純利益 50,133 50,133
自己株式の取得 △23 △23
自己株式の処分 12 103 115
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動 2,178 2,178
株主資本以外の項目の当期 変動額(純額)
当期変動額合計 - 2,190 41,284 79 43,554
当期末残高 70,816 103,664 168,661 △274 342,867
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主
持分 純資産合計
その他有価 証券評価差 額金
繰延ヘッジ 損益
為替換算調 整勘定
退職給付に係 る調整累計額
その他の包 括利益累計 額合計
当期首残高 17,754 △1,303 △15,073 △578 799 837 13,462 314,412 当期変動額
剰余金の配当 △8,849
親会社株主に帰属する当期
純利益 50,133
自己株式の取得 △23
自己株式の処分 115
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動 2,178
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額) 4,087 1,027 △9,816 △581 △5,283 24 △878 △6,136 当期変動額合計 4,087 1,027 △9,816 △581 △5,283 24 △878 37,417 当期末残高 21,842 △276 △24,889 △1,159 △4,483 861 12,583 351,829